伊万里・大川内山のこと
先日は、長野県から来てくださったお客様と、
佐賀県の嬉野温泉に行ってきました~

また、地震があったばかりなのですが、
元気を出して、来て下さったのですよ

大歓迎~



佐賀県伊万里の大川内山が、コースに入ってたのですが、
ココが、今回すごく良かったので、
大川内山をメインに、後は、サクッとご紹介していきま~す

お客様は、前日に到着なさってて、
博多駅近くのホテルから、出発いたしました・・・
唐津城に立ち寄って


今、改修工事中なので、工事現場が見えないように撮ると、
こんな妙なアングルになってしまいました~
お昼ご飯は、唐津市呼子「海舟」さんで、
お客様は、もちろん「イカの活き造り定食」です

私たちは、いつも海舟さんが乗務員に出してくださる、
「イカ漬け丼」を頂きました


イカ天と、イカしゅうまいも付いてますよ~
いつも、ありがとうございます

あ、それと、コレ


「イカくるくる~」・・・そのまんまじゃん

何か、別の名前もあったような気がしますが~
写真じゃ、わかんないかもしれませんが、
イカをさばいたものが、回ってるのですよ・・・
早く乾かして、ハエもつかないように、一夜干しを作るものですね

美味しいですよね~・・・イカの一夜干しって

今回は、呼子は食事だけで、早速、伊万里へ

「秘窯の里 大川内山」到着です~


天気、悪いですけど・・・
佐賀の藩主、鍋島公が、磁器の技術を他に漏らさぬよう、
有田から、ココに藩の窯を移したのです・・・
三方を、険しい山に囲まれて、せまい地域に、
ひしめき合うように、窯元が23軒(組合員だけで)並んでいますよ~
こんな橋を渡って・・・


橋の上には、こんなものが飾られてて・・・


歩くだけでも、楽しいですが、
今回は、現地ボランティアガイドさんを頼んであったので、
ホント、楽しく見学できました

当然、現地ガイドさんは、私よりずっと詳しいのですからネ

近くには、川が流れて、昔ながらの風情を感じられました・・・


昔は、こういった臼で、陶石を砕いたのですね~
「陶工無縁塔」


初期は、朝鮮半島から来て下さった陶工さんもいらしたでしょうし、
日本人も、無縁の方がいらっしゃったので、ここに葬られてるとか・・・
この方々のおかげで、すばらしい磁器があるのですね~

かわいい石橋が、かかってました・・・
さて、それではいよいよ窯元さんがズラリと並ぶ道へ

地図だって、焼物ですよん


昔の大川内山は、長崎の出島や、大奥のように、
厳重な管理のもと、人の出入りは許されていなかったそうです

だから関所が設けられ、陶工さんたちは、役人の厳しい監視の下、
このあたり

だから、険しい山に囲まれて、脱走しにくくて、
見張りがしやすい所を、選んだのですね~

私、今まで誤解してたトコがあるんです・・・
ここは女人禁制で、陶工さんたちは、家族を持てなかったのです。
そして、ほぼ一生をここで過ごさなければならず、
つまり、結婚もせず、ましてや自分の子供などなく、一代限りだったとか・・・
焼物を作るのも、完全な分業で、
形を作る人とか、絵付けをする人とか、焼く人とかに分かれ、
一人で、一つのモノを作ることは無かったそうです。
この近辺には、磁器を作る人たちがいて、
その人たちの中で、実力のある人が選ばれて、大川内山に来たそうです。
ですから今、大川内山の窯元は、明治になってから、
流れをくむ方とか、地元の陶工さんとかが、開いたものだそうです。
し、知らなかった・・・
江戸時代から、今みたいに各陶工さんが、オリジナルで一つ一つの作品を、
作っていらっしゃったのだと思ってました

このあたりが


右左に窯元が並ぶ光景・・・



これが「トンバイ塀」


トンバイって、登り窯を解体した時に出る、いわば廃棄物です~
レンガ状のものを並べて固めて、塀にしたり、
他にも、トンバイ橋ってのもありますよ・・・
今の時期は、風鈴祭りがあってるので、音も楽しめました


各窯元のオリジナルを買ったり、自分で絵付けもできますよ~
昔の登り窯の跡地だそうです


なんか、木の精がいるみたいでした

今は、ほとんどガス窯で焼くのだそうですが、
マキを使って焼く、昔ながらの登り窯もあります


ここを使うときには、神事を行って清めるそうですよ~
マキを使ってって、火加減が難しそうですね

登り窯を使うと、一つの火種で、たくさん焼けるので、
当時の感覚で、大量生産って感じだったんでしょうね~
窯元さんは、たくさんあるので、それぞれ好みを見つけて下さいな

時間がもっとあれば、いくつも見たいのですが、
今回は、地元の方から勧められた、「鍋島御庭焼」さんへ・・・

下の写真の「家紋」は、藩主だった鍋島家から、
唯一、使用を許されてるのだそうですよ~

小さなお店でしたが、見せていただくと、
私なんかでも感じる事のできる美しさと気品・・・

もっとゆっくり見たかったのですが、時間は無いし・・・
ダメもとで、「撮っちゃダメですよね

最初は、断られましたが、「少しならいいですよ~



私のウデじゃ、伝えられないでしょうが、
ホントに、素晴らしかったんです

輝き方も、色合いも、デザインも、存在感があって・・・
お値段も、素晴らしかったですが、
あれほどのものなら、当たり前なのでしょうね~
買えない自分が、少し情けないかも・・・
買えるように頑張ろう

それにしても考えさせられました・・・
藩窯だった頃に来た陶工さんたちは、どういう気持ちで、
ここに来たのでしょうね~
家族も持てないってわかってて、それでもここに来るのは、
エリートだという価値が、それを上回ったのか・・・
衣食住は、そうとう満たされてたらしいので、
生活の心配をせず、自分の道を極めるという魅力なのか・・・
自分が大川内山に行く事で、親兄弟に孝行ができると思うのか・・・
無理やり連れてこられたっていうだけじゃ、ないそうなので・・・
何だか色んなことを感じました~
さて、後ろ髪を引かれながら、嬉野温泉へ

本日のお宿は、「ホテル 華翠苑」さんですよ


有名な先生が設計されたお庭で、植栽がいっぱいです~
今回も、お客様と同じホテルに、お部屋を頂きましたよ


あ、ちょっと暗かったですね・・いつも、フラッシュ発光禁止にしてるので・・
今日のお部屋は洋室ですね~ きれいなお部屋デス・・
ホントに、ありがたい事です

ここは、屋上露天風呂があるのですが、人気があって、
お客様も多いようなので、そちらは遠慮いたしました・・・
大浴場の方を、利用させて頂きましたよ~

今回も、無人の時間帯に、お許しを頂いて撮りました

湯口からは、お湯がザブザブ湧いてます


弱アルカリの重曹泉・・・
少し、トロミがあって、でもサラッサラ~

女性の大浴場には、露天も付いてますよ


ココは、お庭も見えて寛げますね~
夕ご飯も、頂きました


どれも美味しかったですが、鯛の荒煮が一番気に入りました

これは、乗務員に出してくれたもので、
ふつうのお客様は、もっと豪華だと思いますよ~

なんかこの頃、宿泊や食事に恵まれすぎてて、コ、コワイ・・

この日は、ダンナ様と定時連絡(←おやすみ前の愛の会話


すぐ寝ちゃいました~ 10時くらいだったかな

次の日は、「太宰府天満宮」にお参りしました

前にも、ここは、記事にしたので、今回は・・・


あの橋のたもとに咲き残っていた、アジサイと・・・

境内にあった、七夕飾り・・・

もう七夕祭りですものね・・・
だから、参道のお店の軒下にも・・・

いい風情ですね~

この日の昼ご飯は、太宰府の都府楼駅前にある、「大蔵」さんでした~
和食の料亭風レストランで、お客様も大喜び・・・

松花堂弁当みたいな感じで、少しずつ色んなモノが入ってて、
お酒も、すすんでいらっしゃるようでした~
残念ながら、写真は撮れませんでしたけど・・・
乗務員が、頂いたのは・・・


ハマチの漬け丼ですね・・・茶碗蒸しも美味しかったし、
ありがたく頂きました~ ホント、シアワセモノデス・・・

このあと、福岡市内の櫛田神社など行きましたが、
山笠の開催中で、ごったがえしてましたので、
またプライベートで行った時にでも、ご紹介いたしますね

今日は、久しぶりの青空です・・・

お休みだし、いっぱい洗濯物しました~
やっぱ、晴れてるっていいですね

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