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ご報告・・銀次郎のこと⑨ 愛する銀次郎へ・・

その日・・・
お正月休みの最後の方で、主人も家にいたし、わたしも買い物などで出ることなく、
その時もリビングで、鹿と一緒にずっと銀を見守っていました。

身を横たえている銀に、鹿ちゃんは機嫌をうかがうように口元をペロペロしたり、
甘えた声で、遊んでとせがんでみたり・・・
もちろん、銀はそれに応えられるわけもなく、でも怒ったりもしなかったです・・・できなかったかな・・

わたしが、「銀ちゃん・・」と言いながら顔を寄せると、ペロッと舐めてくれて・・・
その舌の温度が冷たくて・・・

あぁ、これはもう体温がすごく下がってしまっているんだなぁ・・・
きっととても寒いだろう・・・お白湯を飲ませてあげようと、キッチンに立ったら、
その方向を追おうとしたのか、敷きっぱなしの布団から、ソファに上がろうとして上がれず・・・

慌てて抱き上げてソファに寝かせ、 ぎん・・・と呼んでみたけれど、
ソファに上がろうと、力を込めて、ボロボロになってる身体に何か無理があったのかもしれません。

その様子が、もうこれは・・・と感じたので、二階にいた主人を急いで呼んで、
鹿も一緒に、みんなで名前を呼びながら、顔や身体をなでながら
その時を迎えました。
みんな一緒に寄り添って旅立たせることができて、せめてよかった・・と思っています。

告知を受けて、たった2日だったけど、発見してくれた獣医さんが、
もしかしたら2,3日でも・・・と言って下さったので、そうやって見送ることができたと思います。
感謝しています。

それと・・・
わたし達に、こんなにかわいい銀を託して下さった中村ブリーダーさんにも、感謝しています。
いつもお聞きすれば、どんな事でもアドバイスを下さる、ありがたい師匠でもありました。
それなのに長生きさせられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


わたしは、神様仏様が存在してるとか、そういうこと信じてはいないし、
たましい・・・とかも信じてなくて、あの世も来世も、あるとは全然思わない人間ですが・・・

でももし、銀ともう一度会えることがあるのだとしたら、それがあの世や来世だと言うなら、
今すぐにでも無条件にそれを信じ、その日を心待ちにします。


銀に会いたいです。

でも、いますぐにでも会いたいけど、それが叶わないから、
これからは、きれいな月を見れば銀と思い、夕日を見れば銀と思い、
山を見たら、空を見たら、きれいな花を見たら・・・
ぜんぶ銀と思って見ることにします。  ← 親バカ極まってますね・・

テレビを見て、ワンコや馬が出てきたら、ワンワン文句を言う子がいなくなって、寂しいです・・
ウチ一番のお寝坊さんで、寝室から一番遅く出て階段の上で立ち止まってるのを、
下から鹿ちゃんと待ってるのが毎朝のルーティンだったので、今も見上げてしまいます。
わたし達のベッドの足元で寝てたので、あれからは足元がスカスカして心もとないです。

車では、カーブになったら不安になって、わたしにギューッと体を押し付けてきてたのに、
鹿ちゃんはそんなことしないし、いちいち抱きしめることがなくなってしまいました。
散歩前になったら、銀鹿ふたりでワンワン騒いでいたのに、鹿ひとりになってだいぶ静かです・・
散歩に出ても鹿ちゃんひとりだから、歩くのもウ○チ拾いもラク過ぎて・・

鹿ちゃんとのイチャコラも、ケンカ遊びもなくなって・・ほんとに静かで・・
いつも澄ましたお顔で、ソファで優雅に寛いでいた銀の姿がない・・・

そういうこと一つ一つが、いちいち寂しいんですよね・・・
もう仕方ないとあきらめなきゃいけないんだけど・・



亡くなってしばらくして、チョークアートを描いてくださるsabu工房さんにお願いし、
急だったけど、銀次郎を描いていただきました。

2304131.jpg

まだ若いころの銀ですが、とても好きな写真をもとに描いていただきました。
明るい笑顔が、ホントにかわいいです。
今はリビングに飾っていますが、キャンプの時は持って行って、サイトに飾りたいと思っています。

もう何年も前に、まだララも生きている頃に、一緒に描いてもらったのも、大切に飾ってあります。

2304132.jpg

1,2年後かな、鹿がフルコートになったら、今度は銀鹿で描いてもらおうと思っています。
絵なら、大人になった鹿と、銀次郎を一緒に描いてもらえますもんね。


寂しい辛いと嘆くばかりで、銀に感謝の言葉を言ってないと気づきました。

最後に・・・


愛する銀ちゃんへ

もっと長くあなたと過ごしたかったです。
早く気づいてあげられなくて、ほんとうにごめんなさい。

8年間あなたと家族になれて、わたし達はとても幸せでした。
うちの息子になってくれて本当に本当にありがとう。


忘れずに書けて良かったです。


銀次郎のご報告は、これで終わります。
こんな暗い記事で、何度も同じことを言うだけのオバサンの悔みごとなのに、
それを読んでくださった方、ほんとうにありがとうございます。

拍コメやLINEなどで、暖かいお言葉をかけて下さり、お悔やみのお言葉を頂き、
ほんとうにありがたかったです。

銀が本当にいたのか、分からなくなってしまったことがあったと書きましたが、
同じような思いをされたとか、すごく分かる気がすると言って下さる方が多くいらして、
あの感覚は、自分だけじゃなかったんだと思い、安心しました。

そして、色んなメッセージを頂き、銀は愛されてたなーと感じ、とても嬉しかったです。

最初から書けばよかったですが、ララの時と同じように、
お供えお供花は、遠慮させて頂きたいと思っております。
なかなかご報告できなかったので、もう3ヶ月以上たってますし・・・
お言葉を頂くだけで、本当にありがたいです。

ブログは・・・
もう少したって、銀のことも、辛くなく話せるようになったころ、
鹿とのキャンプや車中泊、銀のこと、ララとの思い出なども入れて記事にできるようになって、
再開できればと思います。
その折はまた、どうぞよろしくお願いします。

















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