ご報告・・銀次郎のこと② 血管肉腫と言う病気
血管肉腫・・・
わたしはたぶん今まで聞いたことがないかもしくは、聞いたことはあっても、
どういう病気なのかとかまで、認識はありませんでした。
もちろん、それが悪性腫瘍(ガン)の一つに数えられるという事も・・・
以下は動物病院様のHPからお借りした物や、発見してくれた獣医さんの言葉です。
犬の場合には、脾臓から発生する事が多く、悪性で非常に進行が速いうえに転移も起こりやすいがんです。
血管肉腫は血管の内側の細胞が癌化したもので、血液の流れにそって転移しやすい悪性度の高い癌です。
また、心臓に発生する腫瘍の約8割は血管肉腫です。
犬の血管肉腫は、人や猫の発生率と比較するととても多いです。
そして、手術後の再発率が高く完治が難しいがんの一種です。
犬の脾臓や肝臓に血管肉腫ができて、肉腫が大きくなると破裂してしまい大出血を起こして死に至るケースもある怖い病気です。
一般に、身体に大きな負担をかけて手術や抗癌剤治療を施しても、余命は半年程度と考えられています。
早期では症状が少なく見つけることは困難です。
腫瘍が破裂・出血し、体調異変で気がつくケースは少なくありません。
見つかった時点で余命1ヶ月と宣告されることもある厳しいがんです。
心臓に血管肉腫が発生した場合の主な症状
元気・食欲の低下
疲れやすくなる
咳(せき)が出る
粘膜の色が青白くなる(貧血)
犬の心臓に血管肉腫が発生した場合も、症状が出にくく、末期に腫瘍が破裂して、心臓と心臓を包む膜の間に血液がたまると急激に状態が悪くなります。
内臓原発(症状が内臓から現れること)の血管肉腫の場合、手術のみでは予後が極めて悪く、高確率で転移を起こすため、術後は補助的に抗がん剤治療を行います。
ただし、手術と抗がん剤治療を行った場合でも完治は難しく、一年生存率は10%以下、生存期間中央値は19~86日と非常に予後が悪いと言われています。そこで、血管肉腫を治すためではなく、愛犬の痛みを緩和させる目的で手術を行う場合があります。愛犬の治療法については、獣医師とよく相談してください。
犬の血管肉腫
血管肉腫は、血管内皮に由来する悪性腫瘍です。
非常に悪性度が高く、高率に肺及び全身へ転移することが知られています。
血管肉腫が発生する最も一般的な部位は脾臓であり、脾臓に発生する悪性腫瘍の45-50%を占めると言われています。
その他に、右心房、肝臓、皮膚、皮下織がよく発生する部位です。
また、血管肉腫は被膜に包まれておらず非常に脆いため、破裂して出血したり、隣接する器官と癒着することがしばしばあります。
急性に血管肉腫が破裂して出血した場合は、致死的になることもあります。
また、血管肉腫で明らかに多い血液の異常は貧血、血小板減少および凝固能の異常です。
その程度は症例により異なりますが、この腫瘍の約50%は播種性血管内凝固(DIC※)の基準を満たす凝固異常を示すと言われています。
※DICとは、腫瘍などの基礎疾患を有する動物において、全身の毛細血管の中で血栓ができ、多臓器不全におちいる病態の事です。DICは死亡率が高く怖い病態です。
運良く症状が現れたとしても、食欲不振や体重減少といった加齢性の変化と見分けがつきにくいため、血管肉腫は見過ごされがちです。 末期になると、腫瘍が大きくなって破裂し、腹腔内出血(お腹の中で出血して血液がたまる状態)を起こし、急激に犬の状態が悪くなります。

銀次郎の1月5日の血液検査結果です。
字が小さく見にくいですが、特に異常値は、
WBC 総白血球数 299 (基準値 60~170)
PLT 血小板 2.0 (20~50)
GLU 血糖値 212 (75~128)
BUN 血中尿素 51.3 (9.2~29.2)
AST 肝酵素 48 (17~44)
CRP 炎症 6.7 (0.0~0.7)
心臓にできたガンが、きっといろんな症状を引きおこし、なおかつものすごい貧血状態にもなっていました。
銀は8才・・ワンコによっては年齢的に、ちょうど不調が現れ始める年ごろでもあり、
もう若くないし、なかなかお腹の調子が元に戻らないのだと思い込んでいました。
きっかけが鹿が下痢気味になり、銀の症状もそこから移って始まったように思ったのが、
見過ごす原因の一つになったと思いますが、
単に時期が、たまたま一緒になったという事だったんですね・・・
それとも、色んな不調がすでにあったけど、そこがなかなか分かりやすく表れなかっただけで、
それキッカケで、コップの水があふれるように出てきたという事なのか・・・
その主な症状が、下痢と食欲不振だったので、違いに気づけませんでした。
ときどき、お腹をへこますような体勢で、息が荒くなったりしたのですが、
お腹が痛むのだと思いこんでいました。
当時の獣医さんが、「お腹が痛いか、腰を痛めたか・・」と言っていたので・・・
それがほんとうは、肺に水が溜まって息苦しかったなんて・・・
いったいいつからガンがあったのかと、主人が先生に聞いてみたそうです。
そしたら、それは分からないけど、例えば1年くらい前とかだとして、
最初は小さいので血流を阻害するほどでもなく、普通に暮らしていけたけど、
このような大きさになれば、はっきり症状として表れてきたのだろうと・・・
人間もそうだけど、まだ若いので、進行も早いのかもしれませんね。
上の色んな資料を拝見して、
最初は症状が現れにくく、気づいた時にはもう手遅れという事が多く、
たとえ手術ができたとしても、その後抗ガン治療をしたとしても、予後がよくないという事、
DICを起こし、あっという間に亡くなってしまう可能性も高い事・・・
ほんとうに悪魔とか死神みたいな病気なんですね・・・
パピヨンは好発犬種でもなく、一般的にもそんなに聞くような病名でもない・・・
発見して下さった獣医さんのとこでも、年一あるかないかと言う程度だそうですし、
それを、しかもまだ8才の銀がどうして・・と思うと、
なんでこの子がこんな病魔に襲われてしまったのだろうと・・・もう言葉もありません・・・
昨年10月以降の自分のブログ記事を見返してみると、ずっと銀の不調に一喜一憂していたことが分かります。
なんでその時分かってあげれなかったのかと、読んでいて辛いです。
ですが、先生がおっしゃるのは、もし10月時点でこれが分かっていたとしても、
余命はあまり変わらなかったのではないかと・・・
そうなのかもしれませんが・・・だとしても・・・分かりたかったです・・・
今さら仕方ない事ですが。
ほんとに怖い病気です。
最後に渡された薬は、少しでも苦痛を和らげるための薬・・・
ずっと飲ませていた抗炎症剤も下痢止めも不要という事でした。
それまでほんとに、今まで通り普通に、鹿とも遊んであげて元気に過ごせていたように見えたのです。
でも今思えば・・・と思うことがいくつかあります。
次はそのことを書かせてください。
わたしはたぶん今まで聞いたことがないかもしくは、聞いたことはあっても、
どういう病気なのかとかまで、認識はありませんでした。
もちろん、それが悪性腫瘍(ガン)の一つに数えられるという事も・・・
以下は動物病院様のHPからお借りした物や、発見してくれた獣医さんの言葉です。
犬の場合には、脾臓から発生する事が多く、悪性で非常に進行が速いうえに転移も起こりやすいがんです。
血管肉腫は血管の内側の細胞が癌化したもので、血液の流れにそって転移しやすい悪性度の高い癌です。
また、心臓に発生する腫瘍の約8割は血管肉腫です。
犬の血管肉腫は、人や猫の発生率と比較するととても多いです。
そして、手術後の再発率が高く完治が難しいがんの一種です。
犬の脾臓や肝臓に血管肉腫ができて、肉腫が大きくなると破裂してしまい大出血を起こして死に至るケースもある怖い病気です。
一般に、身体に大きな負担をかけて手術や抗癌剤治療を施しても、余命は半年程度と考えられています。
早期では症状が少なく見つけることは困難です。
腫瘍が破裂・出血し、体調異変で気がつくケースは少なくありません。
見つかった時点で余命1ヶ月と宣告されることもある厳しいがんです。
心臓に血管肉腫が発生した場合の主な症状
元気・食欲の低下
疲れやすくなる
咳(せき)が出る
粘膜の色が青白くなる(貧血)
犬の心臓に血管肉腫が発生した場合も、症状が出にくく、末期に腫瘍が破裂して、心臓と心臓を包む膜の間に血液がたまると急激に状態が悪くなります。
内臓原発(症状が内臓から現れること)の血管肉腫の場合、手術のみでは予後が極めて悪く、高確率で転移を起こすため、術後は補助的に抗がん剤治療を行います。
ただし、手術と抗がん剤治療を行った場合でも完治は難しく、一年生存率は10%以下、生存期間中央値は19~86日と非常に予後が悪いと言われています。そこで、血管肉腫を治すためではなく、愛犬の痛みを緩和させる目的で手術を行う場合があります。愛犬の治療法については、獣医師とよく相談してください。
犬の血管肉腫
血管肉腫は、血管内皮に由来する悪性腫瘍です。
非常に悪性度が高く、高率に肺及び全身へ転移することが知られています。
血管肉腫が発生する最も一般的な部位は脾臓であり、脾臓に発生する悪性腫瘍の45-50%を占めると言われています。
その他に、右心房、肝臓、皮膚、皮下織がよく発生する部位です。
また、血管肉腫は被膜に包まれておらず非常に脆いため、破裂して出血したり、隣接する器官と癒着することがしばしばあります。
急性に血管肉腫が破裂して出血した場合は、致死的になることもあります。
また、血管肉腫で明らかに多い血液の異常は貧血、血小板減少および凝固能の異常です。
その程度は症例により異なりますが、この腫瘍の約50%は播種性血管内凝固(DIC※)の基準を満たす凝固異常を示すと言われています。
※DICとは、腫瘍などの基礎疾患を有する動物において、全身の毛細血管の中で血栓ができ、多臓器不全におちいる病態の事です。DICは死亡率が高く怖い病態です。
運良く症状が現れたとしても、食欲不振や体重減少といった加齢性の変化と見分けがつきにくいため、血管肉腫は見過ごされがちです。 末期になると、腫瘍が大きくなって破裂し、腹腔内出血(お腹の中で出血して血液がたまる状態)を起こし、急激に犬の状態が悪くなります。

銀次郎の1月5日の血液検査結果です。
字が小さく見にくいですが、特に異常値は、
WBC 総白血球数 299 (基準値 60~170)
PLT 血小板 2.0 (20~50)
GLU 血糖値 212 (75~128)
BUN 血中尿素 51.3 (9.2~29.2)
AST 肝酵素 48 (17~44)
CRP 炎症 6.7 (0.0~0.7)
心臓にできたガンが、きっといろんな症状を引きおこし、なおかつものすごい貧血状態にもなっていました。
銀は8才・・ワンコによっては年齢的に、ちょうど不調が現れ始める年ごろでもあり、
もう若くないし、なかなかお腹の調子が元に戻らないのだと思い込んでいました。
きっかけが鹿が下痢気味になり、銀の症状もそこから移って始まったように思ったのが、
見過ごす原因の一つになったと思いますが、
単に時期が、たまたま一緒になったという事だったんですね・・・
それとも、色んな不調がすでにあったけど、そこがなかなか分かりやすく表れなかっただけで、
それキッカケで、コップの水があふれるように出てきたという事なのか・・・
その主な症状が、下痢と食欲不振だったので、違いに気づけませんでした。
ときどき、お腹をへこますような体勢で、息が荒くなったりしたのですが、
お腹が痛むのだと思いこんでいました。
当時の獣医さんが、「お腹が痛いか、腰を痛めたか・・」と言っていたので・・・
それがほんとうは、肺に水が溜まって息苦しかったなんて・・・
いったいいつからガンがあったのかと、主人が先生に聞いてみたそうです。
そしたら、それは分からないけど、例えば1年くらい前とかだとして、
最初は小さいので血流を阻害するほどでもなく、普通に暮らしていけたけど、
このような大きさになれば、はっきり症状として表れてきたのだろうと・・・
人間もそうだけど、まだ若いので、進行も早いのかもしれませんね。
上の色んな資料を拝見して、
最初は症状が現れにくく、気づいた時にはもう手遅れという事が多く、
たとえ手術ができたとしても、その後抗ガン治療をしたとしても、予後がよくないという事、
DICを起こし、あっという間に亡くなってしまう可能性も高い事・・・
ほんとうに悪魔とか死神みたいな病気なんですね・・・
パピヨンは好発犬種でもなく、一般的にもそんなに聞くような病名でもない・・・
発見して下さった獣医さんのとこでも、年一あるかないかと言う程度だそうですし、
それを、しかもまだ8才の銀がどうして・・と思うと、
なんでこの子がこんな病魔に襲われてしまったのだろうと・・・もう言葉もありません・・・
昨年10月以降の自分のブログ記事を見返してみると、ずっと銀の不調に一喜一憂していたことが分かります。
なんでその時分かってあげれなかったのかと、読んでいて辛いです。
ですが、先生がおっしゃるのは、もし10月時点でこれが分かっていたとしても、
余命はあまり変わらなかったのではないかと・・・
そうなのかもしれませんが・・・だとしても・・・分かりたかったです・・・
今さら仕方ない事ですが。
ほんとに怖い病気です。
最後に渡された薬は、少しでも苦痛を和らげるための薬・・・
ずっと飲ませていた抗炎症剤も下痢止めも不要という事でした。
それまでほんとに、今まで通り普通に、鹿とも遊んであげて元気に過ごせていたように見えたのです。
でも今思えば・・・と思うことがいくつかあります。
次はそのことを書かせてください。
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